<昨日のことを今日アップシリーズ>

プライマリ・ケア認定薬剤師研修会 救急初期T&A 雑感

 

昨日は、久々のプライマリの聖地白寿へ!

久々の白寿はちょっと配置が換わったり、机が沢山あったり。

80名前後来ていました。

いままでこんなに多かったっけ?

 

それはさておき、T&Aの話。

T&Aはトリアージ&アクションの略です。

BLSやACLSなどの心停止を起こした際の対処を知っておくことはめっちゃ大事。

だけど、それを起こす前の段階。

 

「なんかちょっと変だな・・・」

 

ここから医師につないで命を守ること。

これがT&Aの肝の部分です。

なぜそれが大事かというとこう言う事実があります。

 

心停止をした患者の7割は8時間以内に呼吸数が早くなるなど呼吸器増悪症状があるということ。

患者のうち3人に2人は心停止前の6時間以内に異常な兆候があったが、

医師はそのうちの25%しか認識していなかったということ。

 

この二つから、医師に異常が伝わっていれば心停止を起こす前に対処をして防げたのでは無いかと考えられます。

 

要は、心臓が停止するような異常は誰が見たって分かる。

だけど、心臓が停止する前の兆候を見つけて、起こらないように防ぐ判断をする。

これが、薬剤師にとって大事なことだと思います。

 

成人編のまとめはこんな感じです。

・急変サインは「A・B・C」(Appearance見た目・Breathing呼吸・Circulation循環)

・医師に伝えるとき、HAや胸痛・腹痛の枕詞に「いままでに経験したことの無い」をつけると医師は動く

・発熱だけでは急変サインとは言えないので、発熱+何かの症状を伝えると緊急性が伝わりやすい

・震え→「痙攣っぽい」「悪寒戦慄」等で伝えるとわかりやすい

・このように医師に伝えるときの言葉で、緊急度の伝わり方が全く違う

・呼吸数の概算で、1文章ごとの息継ぎは20〜29回/分。1単語ごとの息継ぎは30回/分以上

・脈を取るときに、同時に冷や汗と末梢の冷感も確認する

・血圧の概算で、頸動脈が触れると60mmHg以上、大腿動脈が触れると70mmHg以上、橈骨動脈が触れると80mmHg以上

・救急救命士の報告は「A・M・P・L・E」で行われている。

(Allergy:アレルギー・Medicine:薬・Past histry:既往歴・Last meal:最後の食事・Event:受傷機転)

・脳血管障害の場合はBP↑・ショックの場合はBP↓

・脳血管障害を疑うときは必ず低血糖は除外する。

 

この後に、救急初期対応のロールプレイング!

これは、ホントまずどうして良いかってロールプレイングなのに焦るんですよね〜。

でも、だんだん医師への報告が重要な事から端的に伝えられるようになってきました。

3年前受けたときよりかは上達したかな?

あと、片麻痺があるからと言って必ずしも脳血管障害とは限らない事にびっくりでした。

低血糖でも十分可能性があるので、まず除外はしなければいけないんですね。

そういう意味では自己血糖測定機持っておきたいなぁ。。。

 

午後の最後は子供編。

子供の急変は進行が早いし、言葉で伝えられないのでしっかり見ていかなくてはいけません。

全身状態をぱっと見の第一印象で判断することが大事です。

 

・子供も一緒で「A・B・C」で判断(Appearance見た目・Breathing呼吸・Circulation to skin循環)

・見た目は「P・A・L・S」で判断

Play:遊んでいるか?
Activity:手足の動きはぐったりしていないか?
Look:視線は合うか?
Speech/Smile:鳴き声はどうか?あやせば笑うか?

・呼吸は陥没呼吸に注目する

・子供は血圧を計るとしたら上腕

・でも計れないのでCRT(皮膚を2秒以上押してもどるまでの時間)で判断

・(熱性など)痙攣が起きた場合は時間(長さ)と様子(左右対象?・眼の位置?・強直間代性?)を確認する

・見た目で痙攣が止まったように見えても、筋肉の緊張がある時はまた起きるかもしれない→そばを離れない

・熱性痙攣は6ヶ月〜6才まで(6-6ルール)

・15分以上起きているときはてんかんの可能性が高い

 

PALSは確かに自分もそういう点を見ながら子供を見ているなぁとは思ったんですが、

「視線は合うか?」と言うことは気にしたことが無かったので、注意しようと思いました。

 

こんな感じで盛りだくさんでしたが、やっぱりプライマリのみんなで受ける研修は楽しかったです〜^^