薬剤師が何の専門なのか?
これは、言わずと知れた薬の専門家です。
僕たち薬剤師は、今は6年かけて薬のことだけを学びます。
だから、薬の効能、作用だけではなく、副作用や飲み合わせに関しては誰よりも詳しいです。
特に、注射や軟膏は混ぜたらまったく効かなくなってしまう場合もあります。
その他、薬に関しては全ての分野を習っているので、幅広い知識があります。
一方、医師は診断・治療の専門家です。
医師は6年かけて、そのことを学んでいるからです。
治療に関してはもちろん薬も使います。
ですので、薬に関しても勉強しています。
また、医師には専門分野があります。
専門分野の薬物治療のやり方に関しては、薬剤師よりも詳しいです。
ただ、内科や外科、耳鼻科、皮膚科など科がありますよね。
専門分野外の薬に関しては、それほど詳しくない場合があります。
その他、薬の飲み合わせや副作用に関して予測を立てることは薬剤師の方が得意です。
このように、医師と薬剤師には専門性に違いがあるんです。
せっかく専門性に違いがあるのなら、お互いの長所を活かせばもっと治療の効率は良くなるはずです。
でも、今のシステムでは、そこまで薬剤師の専門性が活かされていないと感じます。
例えば、処方箋に明らかな間違いがあれば、薬剤師の問い合わせにより、薬の内容が変わります。
でも、
間違いや問題があるわけではないけど、
より良い処方があるのではないか?
と薬剤師が考えたとき。
現在の疑義照会のシステムでは上手く機能しづらい考えています。
それは患者さんが薬局に来て、より良い薬物治療に薬剤師が気付いたときには、
医師はすでに違う人を診察しているからです。
医師としては、一度診断を下した患者さんです。
それを覆すほどの大きな問題でない限りは、なかなか難しいです。
だから、薬剤師の専門性を活かすには、医師が診断し治療方針を決定する前、
またはその場に薬剤師がいることが必要だと思います。
そうすれば、もっと医療の効率は良くなると思います。
事実、在宅医療などで医師の診察に薬剤師が同行しているところや、
病院でも医師と薬剤師が一緒に診察室で患者さんを見ているところで、
効率が良くなったという報告もあります。
また、薬剤師外来と言って、医師の診察前に薬剤師が患者さんに聞き取りをして、
治療方針を決定する一助になっている所もあります。
このように、薬剤師の専門性を活かして、効率的により良い医療が行われているところもすでにあります。
今後、このような動きが全国に広がっていくといいなと思っています。
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