Voicy更新しましたっ！

今回は塩分の話。

熱中症にならないために、塩分摂れとは聞いてるけど。。。

健康情報を声で聞ける！

医療・健康ナビ　なくすりーなはこちらから聞いてみて下さいね^^v

水分と「塩分」が必要な理由

夏場は水分と同時に「塩分」が失われるため、塩分の補給も大切です。

汗が塩辛いということから、汗をかくことで塩分も失われてしまう、ということは何となくわかると思いますが、なぜ水分と同時に塩分が失われるのか、水分だけではなく、なぜ塩分も必要なのか、についてお話していきます。

塩分とは「塩化ナトリウム」のこと

一般的に言われる塩分とは、塩化ナトリウムの事です。

いわゆる「食塩」のことですが、主に体の中の水分の濃さを調節する働きがあります。

水分は血液のことでもあるため、濃さを調節するということは「血圧」を調節する、ということになります。

塩分の高い食事を取ると血圧が高くなる、ということはこの仕組みの事を指しています。

例えば活動が必要な時には血圧をあげて、酸素や栄養が素早く回るようにして、それ以外の時は下げる、と言うのが健康的な状態です。

水分だけを取って塩分が不足してしまうと

例えば熱中症などのような、水分が不足しやすい状態の時に、水分だけを取ってしまうと、塩分がない分、水が増えてしまい結果的に血液が薄くなります。

調節ができなくなり、血圧は下がる一方なのです。

すると活動力が低下しますが、それは簡単に言うと脳に充分な量の血液が行かないためです。もちろん筋肉も血液によってアミノ酸や酸素を運ぶ上、脳や神経との伝達にも影響が出るため、働きがどんどん低下していきます。

そのままさらに経過すると、当然命の危険もあります。

熱中症ではより急激に塩分が奪われてしまうため、より意識して補給する必要があるのです。

経口補水液を使うのは「急激に」水分と塩分が失われたとき

夏バテなど、これまででも頻繁に出てきた「経口補水液」で水分を塩分を補給するのがおすすめですが、これを使うタイミングは「急激に」水分と塩分が失われたときです。

例えば夏であれば、長時間何らかの作業をしてしまった、という時です。

もちろん特に自覚症状がなく、元気であればスポーツドリンクやお水、お茶と塩飴、塩タブレットでも大丈夫です。

ただちょっとでも体が疲れてきた、頭が回らなくなってきたなどがあればすぐに経口補水液を使ってください。

普段の水分補給は、普通のお水、お茶で

ちなみに、経口補水液はどちらかというと塩分が多く構成されています。

実際、普通の時にちょっとなめてみると、かなりしょっぱいと思います。

なので、普段から飲むのは健康には逆効果で、おすすめできません。

普通に汗をかいたときの水分補給は、普通のお水やお茶で、塩分補給は食事で大丈夫です。使い分けながら、夏を乗り切っていきましょう。