シミにならないよう日焼け対策!#242

Voicy更新しましたっ!

今回は日焼け対策について。

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おすすめの夏の日焼け止め

日焼け対策と言えば、一番は「日焼け止め」がおすすめです。

日傘や長袖で直接紫外線から守るのも良いですが、やっぱり海遊びなどでは難しいので、夏はどうしてもお肌が露出する機会が増えると思います。

最近では日焼け対策アイテムもたくさん出ているので、今回はそういったことについて詳しくお伝えしていきます。

こまめに塗ることが大切

日焼け止めアイテムと言えば、クリームやオイル、また化粧品のファンデーションなどでも紫外線カットのものがあると思います。

そこで、それらの商品にSPFとかPAというものの数字が出ていると思いますが、大切なのはその数字よりも、こまめに塗ることです。

SPFとは、そばかすの原因になる紫外線の一つの「UVB」を防ぐ時間を指す言葉です。つまりSPFが高いほど、1回塗ると長時間防げる、ということです。これは言い換えると、数値が高いほど手やお肌がベトつく、塗りづらくなるということです。

なので、SPFが低くてサラっと塗れる代わりに、何度も塗る、というものを使った方が、使いやすく紫外線も大きく防げます。例えばスプレータイプのは簡単に塗れるので、便利です。

日焼け止めは紫外線吸収剤がない物を

ちなみに、これから注意が必要になるかもしれないのが、紫外線吸収剤というものです。

日本で非常に人気のある観光地のハワイでは、紫外線吸収剤が入ったものはサンゴに悪い影響を与えるため、使用が禁止されました。おそらくこれから日本などでも同様に規制がされる可能性があるため、紫外線吸収剤が無いものを中心に使ってみてください。

これは「ノンケミカル」と書いてあれば、紫外線吸収剤が無いとされるので、おすすめです。

日焼けしてしまった場合「冷やす」のが最適

どれだけ日焼け対策をしていても、日焼けするときはしてしまいます。

日焼けとは、皮膚が炎症を起こしている状態です。ヒリヒリするレベルではなく、ちょっと色が黒くなるというだけでも、炎症を起こしているので、ダメージで言うと相当な量になります。

なので、「保湿するのが一番です。肌を守ってこれ以上ダメージを蓄積させない、ことが重要です。

回復については、女性であればご存知の方も多いと思います。睡眠をとることや、アミノ酸やコラーゲン、ビタミン類などお肌の栄養になるものを充分とること、そして胃腸の環境を整えて代謝をアップしていくことなどなど、お肌の回復をしていくと、自然と治っていきます。

日焼けからシミになってしまった場合

日焼けが原因で万が一、シミになってしまった場合は、市販のシミの薬を使ってみてください。

第二類医薬品に、Lシステイン」という成分があるので、飲み続けるとシミが消えていく可能性が高いです。

個人的には3か月ぐらいは飲み続けた方が良いかと思います。お肌が作り替わるターンオーバーと言う作用がありますが、これは大体2週間から4週間ほどとあるので、これを何回か繰り返すことで、シミが薄くなっていく、と考えられます。

3か月たっても消えないときは、皮膚科へ

皮膚科には、保険が効かないですがシミを抜くための薬がいくつかあるので、どうしてもシミを消したいのであれば、美容系の皮膚科に行ってみると、値段は張るかと思いますが高い効果が得られるので、相談してみてください。

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属