年末年始は食べ過ぎ飲み過ぎに注意っ!#280

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今回は、年末年始で食べ過ぎたり飲みすぎたりしがちな時の対処法について。

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年末年始は「動く量より食べる量の方が多い」

今回は年末年始の食べすぎ、飲みすぎについてです。

忘年会や家族で年越しをして、正月にはお雑煮おせちがあり、そして寝正月で正月太り、と言うのは誰でもあります。年末年始に太るのは、動く量よりも食べる量の方が多い、ということが挙げられます。

例えば、初詣に行って福袋を買いに行くとかでもない限り、あまりであるかない季節だと思います。

そういった時におすすめなのが「プチ断食」です。

今回は年末年始の食べすぎに便利なこと、役立つことをいくつかご紹介していきます。

 

プチ断食で胃をリセット

まず「18時間ほどご飯を食べない、と言う短時間の断食です。これは実は自分も毎年の年末年始とか、飲み会が続いたときとかにやっていることで、意外に効きます。

どうしてもお腹がすいて苦しい時は、ウイダーインゼリーみたいな流動食を食べますが、基本的には食べないで水でしのぎます。

これは単純にとるカロリー量が減るので、その分エネルギーとして使われて行きますが、胃の中もリセットされるのが大きなメリットです。

お腹がすくとぐうっと鳴ると思いますが、これは胃が縮むと同時に腸も縮んだ瞬間で、腸の中を掃除しているような状態を指すサインです。

また、食べすぎると胃が膨らみますが、大きくなった胃が縮んで元に戻るのもこの瞬間です。

なのでお腹が鳴るということは、元の大きさに戻る最中だからまだ食べない、と考えてください。

それを超えて、およそ18時間ぐらい経過するとちょうどいいリセットになると思います。

 

胸やけ、胃もたれには消化を助ける薬や、漢方胃腸薬を

付き合いなど、色々と重なって食べすぎてしまった場合は、市販の胃薬がたくさんあると思いますが、その分効果も様々あるので、注意が必要です。

例えば一般的な胸焼け、胃もたれの場合は消化の機能が低下しているので、消化を助ける胃薬がおすすめです。市販のものだとベリチーム顆粒というのが良いと思います。

また、消化に限らず胃そのものを酷使してしまって全体的に動きが弱くなることもありますが、そこで便利なのが「漢方胃腸薬」です。

よく武田薬品さんとか大正製薬さんが出していると思いますが、こういったものは食べすぎによって調子が悪いという時には万能なので、とてもおすすめです。

 

胃酸が上がってくる感じがしたら「胃酸止め」を

あと胃酸が出すぎて、酸っぱいものが戻ってくるとか、喉がヒリヒリするみたいな場合は、胃酸止めを使ってください。

よくCMとかでやっているガスター10とかがおすすめです。

放っておくと食道が焼けてしまうような感じになって、逆流性食道炎という病の原因になります。

ただし、胃もたれの時に胃酸止めを使ってしまうと、消化を逆に抑えるような形になるので、胃もたれの時には飲まないようにしてください。

もう一つ、食べすぎておなかが痛くなってきたときは、サクロンQなどがあります。

また、よくご飯を食べた後おなかがキリキリと痛くなる方は、何となく予兆みたいなのを感じることがあると思うので、常備しておいても良いと思います

ちなみに、ここまで紹介したのはいわゆる胃薬で、ロキソニンなどのような痛み止め、鎮痛剤ではありません痛み止め類は胃腸の痛み、腹痛にはほとんど効かないので、注意してください

 

飲みすぎてしまったら

食べすぎと同時に「飲みすぎてしまった」場合についてですが、これは以前肝臓やアルコールについての回などで、度々お伝えしていると思います。

飲み過ぎないことが一番ですが、飲みすぎてしまったらまず水分補給をしてください。

二日酔いで気分が悪いとかの場合は、スポーツドリンク、出来ればOS1のような経口補水液を使ってください。

よくヘパリーゼとかプロテインのような肝臓の栄養になるようなものを取ると、非常に良い働きができるのでおすすめです。

もし、水分を取りたいけど気持ちが悪くて水があまり飲めない、吐き気がするという時は、ソルマックが便利です。

そして、お酒を飲んでいるときから水分補給をきちんとする、チェイサーを使う、アルコールの量を抑えるといったことをして、二日酔いを予防していくのが、一番良い方法です。

 

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属