間違ってる人が多いマスク学!#381

Voicy更新しましたっ!

今回は冬場に意識しておきたい「マスク」のお話

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定期的におさらいしたい「マスクの使い方」

冬と言えばインフルエンザがとても厄介ですが、今回はその予防策として知られる「マスク」のお話です。

先日、接客中にマスクをするしないについて、少し話題にも上がり、Voicyでも何度か触れていると思いますが、今回は今一度、マスクの使い方や意味について詳しく掘り下げて行きます。

 

マスクは「病気を広げないため」のもの

まず、大前提としてマスクの意味ですが、「感染している病気を広げないためのもの」となります。

自分がかかっているものを、これ以上広げないために、マスクをつける、というのが正しい使い方となるのです。

ですので、実は外からうつされないようにする、予防のためと言うのは若干意味が違うということです。

これはアジア圏では空気の状態の問題もあり、日本も含めてファッションとしてマスクが流行しがちですが、欧米では病気を持っていて、自分は病人だというサインとなります。

もしくは、何か事情があって、顔を隠す必要がある、と思われることもあります。

なぜこうなるかと言うと、簡単に言うとマスクに予防の効果がそれほど無いためです。

 

マスクだけでは予防が難しい

マスクによる予防効果はゼロではありませんが、非常に限定的で、わずかな効果しか無いという特徴があります。

ウイルスそのものは非常に小さく、一般的なマスクでも、立体型の高いマスクでも、ウイルスそのものを完全にガードするのはほぼ出来ません。

一方で、自分が出すくしゃみや、咳の飛沫の拡散を防ぐことはできます。

また、無意識に手指で直接、顔を触れないようにするのも、マスクの一つの意味になります。

例えば、何かの拍子でかゆくなったりして、ふと手指で鼻のあたりを触ってしまうと、手指についていた菌が鼻の粘膜に入って風邪やインフルエンザに感染しますが、マスク越しだと指からウイルスが離れず、体内に入るのを防げます。

マスクは花粉の予防においては、非常におすすめです。

花粉はウイルスよりもはるかに粒子が大きく、空気に乗って吸い込んでしまうので、マスクではとっても大きな効果があります。

花粉用のものであればなおさらですので、もし花粉症でお悩みで、予防をということでしたら、花粉用マスクを利用してみてください。

 

マスクの付け方

風邪用も、花粉症用も、マスクは付け方も重要です。

最近様々なところで取り上げられているかと思いますので、ご存知の方も多いかと思いますが、まず大前提として、鼻を出さないでください。

少し息苦しいからと、口だけを守って鼻を出している方がたまにいますが、これではマスクの意味が全く無くなるので、必ず鼻も覆って、隙間ができないように四隅を抑えるように、つけてください。

あともう一つ、会話の時に、マスクを一度外す方もいますが、これも避けてください。

若干聞こえづらいかもしれませんが、普通の会話であれば、ほとんどの場合だとマスクをしたままでもきちんと伝わりますので、外さないで話すようにしてください。

そして意外と見落としがちなのが、表裏と上下です。

製品によって違うので一概には言えませんが、例えば針金のようなのが入っているものは、針金を上にして、鼻筋にかけるように付けるのが正しい付け方です。

この時、針金の部分を半分にきっちり折ってから広げて、針金の部分を外側に折りこんで、半分に折った折り目のところに鼻筋が置かれるように付けてみてください。

これだと、メガネをかけている方でも、かなり密閉されているため、メガネが曇らないので、おすすめです。

 

インフルエンザ・風邪の予防は「手指の消毒」が一番

インフルエンザ、風邪の予防においては、こちらも何度かVoicyで触れていますが、やはり手指を消毒することに尽きます。

食事の前、お子さんと触れる時とかはもちろんですが、マスクを捨てる時も、マスクの面の部分は触らないで、端や耳掛けの部分を触って捨てるようにしてください。

そしてその後きちんと手を洗って、消毒していきましょう。

 

この記事を書いた人

吉田 聡

吉田 聡

薬局・なくすりーな薬局長
公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法人東京都薬剤師会、所属