爪のいろや形で病気は分かるの?#385

Voicy更新しましたっ!

今回はとても身近で、何気なく見ている「爪」にまつわるお話

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爪を見ると病気が分かる?

「爪」は赤ちゃんからお年寄りまで、さらには猫を始めとしたほとんどの動物にもあります。ペットを飼っている方は、自分のと同時に、そのペットの爪のケアもしているかもしれません。

実は人間においては、爪を見ると病気がわかったり、体調の良し悪しがある程度分かるという、意外に便利な部位になります。

今回はその爪について詳しく触れていきたいと思います。

爪とは

まず、「」という部位ですが、爪は皮膚が変化して、固くなったもののことです。

ですので、いわば皮膚の一つ、となります。

たんぱく質が不足すると髪の毛や爪の成長に影響が出る、と言われるように、成分的にもたんぱく質の一つとなる、ケラチンというもので出来ています。

また、爪は髪の毛と同じように徐々に伸びていくものですが、伸びる速度は1日当たりおよそ0.1mm伸びるとされています。

成長期の方が伸びるスピードが速いですが、成人してからだと徐々に遅くなるとされています。また足の爪は手の半分ほどの速さで伸びると言われています。

そして爪が持っている役割は、指先を守るとか、小さいものをつかむといった動きに役立ちますが、足の爪においては歩くときに指を支える働きもあります。

足の爪が無いと、足指でつかむ、踏みしめる動きができなくなり、歩くのが非常に難しくなります。

ちなみに足にも手にも、爪の付け根に、半月状の白い部分があると思います。

そこが無いと何らかの病気では、とたまに言われますが、これは病気とは特に関係ありません。

それよりも、爪全体の色に注目してみてください。

爪の色に注目

爪の色は、基本的に通常であれば「薄ピンク色」と言えると思います。

この色は爪の下に血管が走っていて、当然血液も流れていますので、その色が透けて薄いピンク色になる、ということです。

なので言い換えると、その部分の血流が悪いと、白っぽい色、白味が強い色になります。

例えば手足が冷えている時は、血流が悪くなってるので、白っぽくなってるとか、貧血気味の可能性があります。

そのときは少し暖めるとか、出来ればサプリなどで鉄分補給して貧血を解消するのがおすすめです。

他には肝臓や腎臓の不調の時も爪が白くなることがありますが、爪が白いから肝臓や腎臓が悪い、というわけではなく、体のだるさとか、むくみなど他の症状も出ることが多いので、それも併せて判断してください。

爪の色が「赤」「赤黒い」「紫」「黄」色のとき

爪が薄いピンク色だったのが、一時的に白くなることは、言ってしまえばよくあることです。

実は爪は、明らかに赤くなるとか、赤黒い色、紫色、さらに黄色くなるということもあります。

とは言え、起きていることは前項のように血液やその栄養によっておきているもので、例えば爪が赤い時は、血液が濃い、水分が足りなくて脱水しているとか、動脈硬化が進んで血圧が高くなってるとか、多血症という病が起きている時は、赤味が強い感じに変わります。

まずは水分を多めにとってみてください。明らかにおかしい時は病院に行って相談するのも必要です。

ちなみに、すでに腎機能の問題で病院で治療をしている方でたまに見られますが、爪の下半分が白くて、上の方だけ赤味が強くなるという事もあります。

さらに、赤いだけではなく、赤黒く、深い色をしている時は肝臓の病がかなり深刻な時ですが、これも爪の色が変わるよりも前に、すでに治療を始めている方で見られるケースです。

最後に爪が紫色、黄色の場合ですが、紫っぽい時は酸素が回っておらず、血流の悪さが顕著に現れている証拠です。

例えば心臓、肺などで、息切れや動悸といった症状も強く出ているはずです。

黄色っぽい時はたんぱく質などの栄養が足りていないとか、爪水虫、爪白癬がかかっている可能性があります。

爪白癬の場合は、爪の表面を触った時に、つるつるしておらず、ざらざらした感じだと可能性が高いので、その場合は皮膚科さんで相談してみてください。

表面は変わっておらず、単に色だけ黄色が強い時は栄養不足が考えられるので、お肉、お魚類でたんぱく質を充分とってください。

爪に線が出てきた時・形が変わってきた時

ここまで爪の色についてですが、色ではなく爪の表面に筋が走ったり、何か線のようなものが出てくることもあります。

これは縦線であれば、加齢によるもので、いわゆる老化現象の一つです。

よく爪を見てみると分かりますが、爪の繊維は縦に走っているので、加齢とともにそれがくっきりとなってきます。反対に、横に線が走っていると、先述と同じく栄養が不足していることの現れになりますので、注意してください。

ちなみに、黒い縦線が入っている時は、爪に出来たほくろの可能性が高いです。

しかし、ごくまれに皮膚がんの可能性もあるので、年齢が40歳を超えている方は、念のため皮膚科で診てもらうのがおすすめです。

もう一つ、爪の形が変わってきた時ですが、例えば爪が逆に反り返るとき、スプーン爪と言われることもありますが、これは赤ちゃんで見られることが多いですが、これはそれほど問題はありません。

大人でこれが起きたときは鉄欠乏性貧血の可能性があり、もしかしたらふらつきなど貧血の症状も現れているかもしれませんが、そのときは鉄分のサプリで補って、貧血を解消していくと自然と治ります。

そして、爪ではなく、まれに指先そのものが膨らんで、太鼓のバチのようになり、それに合わせて爪も膨らむような形になることがあります。

これは「ばち指」と言い、肺に病気がある現れとなります。肺に病気があって、血液が手や足の末端となる指まで行かなくなり、膨らみます。

肺のあらゆる病気のサインとなる症状で、具体的には肺炎からCOPD、慢性炎症性肺疾患、そして肺がんと、何らかの肺の病気を示している可能性があります。

ただこれまでと同様に、この症状だけで、病気に気付くというのはあまりないですが、ごくまれに自覚がない段階で、ばち指がサインとして出ることもあるので、何かおかしいと思ったらお医者さんに相談に行くのも手です。

二枚爪・巻き爪について

爪と言えば、ご存知の方も多いと思いますが3つの層で出来ており、一番上だけが剥がれて取れてしまう、二枚爪になることがあります。

爪の先の方が少し割れて、ひっかいたら取れたとか、と言ったことがたまにあると思いますが、これが頻繁に起きるのも、鉄欠乏性貧血の可能性があります。

他には、爪が乾燥していて水分が少ないとか、除光液を塗り過ぎたとかでも起きますので、保湿剤をきちんとつけて、意識して水分を補給していってください。

最後に、爪で非常に痛いトラブルとなる巻き爪です。

両端が指先の皮膚に食い込んで激痛が出るとか、場合によっては膿も出ることがありますが、自力で何とかしようとせずに、出来るだけ病院で処置をしてもらうようにしてください。